【ワインリリースのお知らせ】

やっと、ここまで来ました。

決して平坦な道ではなく、たくさんの方々に支えていただき、迷惑もかけながら、一歩一歩形にしてきたワインです。
関わってくださったすべての方に、心から感謝しています。

本日8月1日は「World Albariño Day(アルバリーニョの日)」。
そんな特別な日に、ドメーヌミカヅキから
アルバリーニョのワインを初リリースいたします。

■ ワイン名は「満ちていく」。

三日月がやがて満月へと向かうように、
夢や目標も、静かに大きく育っていく。
心が少しずつ、満たされていく。

そんな変化と希望のプロセスを、この名に込めました。

ラベルには、平和を象徴する日本の伝統文様「青海波(せいがいは)」をあしらっています。
波のように穏やかで力強く、そして美しい未来への願いをこめて。

■ 一般販売について

今年の生産本数はごく僅かです。
そのため今回は、テイスティングを通してご意見を伺いたく、イベント限定での提供とさせていただきます。

お声がけいただければ、できる限りイベントにも伺わせていただきたいと思っています。
その際は、ぜひ気軽に足をお運びください。

■ テーマは「アルバリーニョ界のマンサ二ーリャ」。

ただし、それは模倣ではなく、マンサ二ーリャ的ニュアンスの再構築。
つまり、潮風、塩味、旨味、そして“静けさの中にある深み”を目指したアプローチです。

2024年は、例年になく雨が多く、陽射しの少ない夏でした。
アルバリーニョにとって、決して“恵まれた”とは言えない条件。

酸は穏やかに、そして若木ゆえに果実の主張も控えめ。
それでもこのヴィンテージを否定せず、“引き算の美学”でアプローチを試みました。

三陸の海の幸に寄り添う、
旨味と塩味、そしてどこかナッティなニュアンス。
一般的なアルバリーニョのイメージとは大きく異なりますが、
だからこそ、陸前高田という海のテロワールを生かしたスタイルが生まれました。

「ちょっとクセが強い?」と感じる方もいるかもしれません。
でもそれも含めて、ここでしかできない挑戦です。

シェリーのようなスタイルを目指したアルバリーニョは、日本初。
おそらく世界的にも、極めて稀なアプローチです。

一発目から挑戦的で、課題は山ほどありますが、
グラスの奥に見えるポテンシャルは、確かに感じられる仕上がりになりました。

今後は、通常スタイルのアルバリーニョももちろん展開していきます。
でも同時に、アルバリーニョの可能性の広さ・多様性を追いかけていくことも、ドメーヌミカヅキの挑戦のひとつです。

“コツコツがコツ”。
果樹の世界は、一発逆転よりも長期戦です。
大きな変化は少しずつしか訪れませんが、着実に、深く、進んでいけたらと思っています。

これからも、多くの方に関わっていただき、見守っていただければ幸いです。