「未来へつなぐワイナリー」

ドメーヌ ミカヅキは、震災後の陸前高田で“未来を耕す”ためにはじまった”地域再生プロジェクト”です。
陸前高田の「暮らし」「文化」「産業」を次の世代へつなぐため、地域の果樹文化とともに歩んでいます。

陸前高田には、古くから続く日本有数の果樹産地としての歴史があり、海沿いでは非常に珍しい地域です。
三陸海岸は世界三大漁場のひとつでもあり、山と海、そして人が交わるこの地には、唯一無二のテロワール(土地の個性)があります。

「ミカヅキ」という名前に込めた想い

ワイナリー名の「ミカヅキ」は、陸前高田を象徴する「高田松原(湾曲した砂浜)」をイメージしています。
震災の記憶を直接語らずとも、未来に向かってこの地を静かに表現できる名前として「ミカヅキ」と名付けました。

ラベルには、日本の伝統文様「青海波(せいがいは)」をモチーフに使用。
穏やかな波が末永く続くことを願う、平和と繁栄の象徴です。

私たちはこの「海のワイン」を通じて、土地の記憶と未来への希望を届けていきます。

欠けているのは、あなただけ。

 – 海のテロワールを、歩いて味わう –

ワイン造りの哲学

1.

栽培から醸造を手がける

栽培から醸造まで一貫して行う”ドメーヌ型”のワイナリー。

陸前高田でワイン用ブドウを新植・改植、リンゴ畑も引き継ぎ、栽培から愛を込めて造り上げています。
醸造用に向けた栽培方法をとることで省力化し、産業と文化と景観の維持に繋げています。

2.

海のテロワール&南向きの街

陸前高田は果樹に向いた歴史ある産地です。三陸沿岸では稀有な、基本的に「南向き斜面」の街であるために日照量が確保でき、さらに半島と半島に挟まれた内湾の凪の海面が日照を鏡面反射 し、日照量を増幅させます。

また、海風が畑の換気を良くさせ、ワインの風味にも海風の影響が感じ取れます。

3.

氷上山&花崗岩土壌

陸前高田は霊峰「氷上山」を背負っています。山体を成す「氷上花崗岩」。岩手の土壌は、元々ゴンドワナ大陸から日本に合体した特殊な土壌。約5億年前の日本で最大級に古い花崗岩 は、粗い砂状や石が多い畑になり、水捌けが良く、果樹にとって良い環境を生み出します。また、「氷上山」からは冷やされた山風が吹きおろし、寒暖差を生み出します。

そして、「白砂青松」と呼ばれる”高田松原”。こ は花崗岩土壌だからこそ成立します
”ミカヅキ”はこの”湾曲型の砂浜”が由来です。

4.

品種の厳選:アルバリーニョ

「海のワイン」かつ「リアス海岸」のブランドを纏うワイン用ブドウ品種。リアス海岸の由来となった、スペイン・ガリシア地方リアスバイシャスの原産品種です。天候や地形地質の共通点が高く、陸前高田の気候風土に合う品種です。
2021年にはフランス・ボルドーでも気候変動対策のために新認可されるという歴史的快挙が起こり、世界的認知が広がっています。

ドメーヌミカヅキでは日本初「アルバリーニョのみ」を栽培。作業や投資を集中させて、アルバリーニョにおける専門性を追求し、可能性を広げています。

5.

魚介とのペアリング

潮風感じるワインと、三陸の豊かな漁場がもたらす魚介類との相性は抜群です。特にアルバリーニョと牡蠣との相性はもちろん、陸前高田は古くから柚子の産地でもあり、柚子ともペアリングは最高です。1泊2日のワイナリーツアーも行っており、陸前高田でしか食べられない新鮮で旬の食材と頂くのは極上の体験です。

白ワインやスパークリング、オレンジワインや畑ごとなど、様々なスタイルのワインを造ることで様々な食材やシチュエーションと合わせ、海の産業や観光業とも連携し、地域内循環の構築 を目標にしています。

6.

ミクロクリマ(地域内微小気候)

陸前高田の中でもさらに小さい土地の違い=ミクロクリマ(微小気候)を区別し、畑を分散させリスクヘッジ。そして複雑なそれぞれの畑の特徴を徐々に把握しながら、栽培・醸造方法も柔軟に対応しています。病気に強く酸が高いアルバリーニョだからこそ可能な、日本では数少ない「ビオディナミ(※究極のオーガニック栽培)」への挑戦も行っています。

できるだけ本来の個性を尊重し、未来へ続く、”サスティナブル”なワイン造りを目指しています。